Anomalous Zone

アノマラスゾーン(Anomalous Zone)とは、現実世界において様々な結果の引き金となる「爆発」を起こし得るポータルネットワーク上の極めて強力な相反である。予測可能性のあるアノマラスゾーンも存在しており、エックスエムをもとにした時間的な観点で引き起こされているエックスエム・アノマリー事象のアノマラスゾーンは様々な形で周辺ポータルネットワークへ影響を及ぼし得るものであり、「揮発性ポータル」と呼ばれるポータル群が出現することもある。アノマラスゾーンには活性時間と不活性時間の周期があることがわかっているものの、その原因は明らかとなっていない。アノマラスゾーンはマグナス・ネストを内包することもある。

既知または可能性の極めて高いアノマラスゾーンは下記に列挙しているが、多くは逸話をもとにしたものである。その多くはセンシティブによって地球上の「パワースポット」として識別されている。

  • アフガニスタン・アノマラスゾーンはハンク・ジョンソンが死に、シミュラクラとなった地である。
  • ジャハーンの屋敷は、ハンクがこの地に身を潜めることができたことも今は存在せぬ(あるいは少なくとも現時点では到達することのできない)図書室へ至ることができたこともわかっている。
  • アバドン(高等生物学的次元増加結節点)はCERNのナイアンティック計画施設地下に建造されたマグナス・ネストであり、唯一確認のとれている「人工」アノマラスゾーンである。
  • カリフォルニア州ビッグ・サー近郊のエンライテンド集落は、その実在する場所の特定はことごとく失敗しており、時間軸の異なるアノマラスゾーンに存在する可能性が示唆されている。
  • ベスビオは、その内部にある一室をベスビアン・マグナスが管理していたと思しき痕跡が残されている。
  • ディオダディ荘は、ディオダディ・エピファニーで開放されたと考られており、メアリー・シェリーはディオダディ荘内でアルケミストあるいはプロト・スピリチュアリストによって行われた「ヒューマン・テクトゥルフ」実験を描いたのではないかと睨んでいる。
  • ペルセポリスは古代イラン都市の地下にあり、かのアレクサンダーが街を焼き払った折に捜索していたアンチマグナスのアノマラスゾーンである。そこにはヤーハンが起動を目論んだ大規模なスーパーコンピュータが存在するが、その力を継承したのはエイダであった。エイダはこのネストを用いてナジア・サブストレートと一時的にせよ同化し、膨大な演算能力を獲得した。

アノマラスゾーン - アクティベーション

  • テクトゥルフの創造はアノマラスゾーンの前兆と考えられているが、未だに多くの研究が求められる糸口を掴んだに過ぎない。
  • アノマラスゾーンへ入るには「プライムオブジェクト」が必要と考えられている。その一例が証人ストーンであり、アフガニスタン・アノマリーに際して用いられている。プライムオブジェクトには鍵の役割があると推定されているが、この場合はセキュリティカードであるかもしれない。もっとも、プライムオブジェクトにはそれ以外の機能もあることがわかっている。
  • プライムオブジェクトはしばらく経つと世界と再同期すると見られており、アノマラスゾーン・ポータル群が開放されるのはプライムオブジェクトで接続した一時的なものに過ぎない。
  • 現時点のデータにもとづくと、アノマラスゾーン内では空間はほぼ同じであるようだが、時間は大幅に変動するとみられている。例を挙げると、古代ローマ人探検家オブシディウスが現代のエンライテンド集落に姿を現したとの記録がある。その地は変遷する時間に同時存在し得る可能性がある。すなわち、その地のインスタンスがいずれの時間にも生成されているのかもしれない。
  • 接続は一時的なものである。例を挙げると、ハンク・ジョンソンはネットワーク上を行き交う情報を記録したが、もはや現存しないものもあれば、21世紀現在にはまだ存在しないものもあれば、現時点で実在するものもある。

事情を知らぬ者はアノマラスゾーンに現代テクノロジーとの関連を見て取れないかもしれない。人間の介在がない限りはそのようなテクノロジーは石のような構造体の中に埋め込まれていると見られているからである。ただし、生物のようなものでも植物のようなものでも構わないのだとの理論もある。活性化された際には、エックスエム・エネルギーパターンが形成され、そういった石の構造体を流れることが観測できる。

プライムアーティファクトには、少なくとも短時間なりアノマラスゾーンの機能を妨害もしくは破壊できる可能性がある。特定の条件下ではパワーキューブや他のエックスエム・スキャナー構造体によってアノマラスゾーンに影響を及ぼし得る可能性があるものの、実証されてはいない。

アノマラスゾーン内にはマグナス・ネストが存在することもある。