 [テッセレーション結果と手掛かり 待機中]
 揺らめいていた画面が突如安定し、定点カメラの前に並んで座るエノク・ダルビーとキャリー・キャンベルの姿が映し出される。
エノク:やあ、エージェント諸君。エノク・ダルビーだ。こちらはキャリー・キャンベルだね。 キャリー:アノマラス・バブル内から生配信でテッセレーションに関する最新情報をお届けするわ。私たちからの配信をご覧になってきたなら、テザーハンドという謎の人物が何十もある六角形のマスを開示したことはご存知よね。 エノク:テッセラと呼んでいる六角形状のものがあり、現実社会やイングレススキャナー上でメディアとして、時には物質として出現している。テザーハンドが誰に与しているかはわからないが、テッセラを開示していっている者たちのひとりだろうね。 キャリー:そうね、それでネメシスは私たちに先んじたわ。既にその盤面には15枚のテッセラが並んでいるのよ。だからね、テザーハンドにはちょっと偏見があるのかもしれないわ。でも2週間前には更に6枚の存在がテザーハンドから明かされてるわ、誰もへね。 エノク:僕らはこのアノマラス・バブルに閉じ込められたままだからね、自分たちでテッセラを回収することはままならないわけだ。だからこそ、こうした報告をしてくれてきたエージェント諸君には感謝してるよ。やがてテッセラがネメシスの秘密を暴いてくれるんじゃないかと思うよ。 キャリー:テッセラはテッセレーション・ボード上で特定のマスに対応してるわ。問題はそれぞれがどこに当てはまるか解っていないということね。そこでティザーハンドは詳細な指示の一覧を開示して、それをNIAがコミュニティフォーラムで公開したの。その指示はそれぞれのテッセラがどこに当てはまるべきかを予測するうえで役立つものよ。 エノク:そしてテッセラを発見し、ボード上で適切なマスへ配置する機会が用意された。ここまでのところはネメシスが先んじていることからテザーハンドは寛大な判断を下した。エンライテンドとレジスタンスいずれかの陣営がまず最初に配置を推察することになったんだ。心優しき配慮と言えるが、両陣営がともにしくじれば、ネメシスに機会が回ることになる。 キャリー:それにテッセラの情報は多くがネメシスに関わるものだったわ。ネメシスはテッセレーションのどこにそのテッセラが当てはまるかを事前に知っている可能性があると考えるに足ることね。私たちにとっては唯一の機会よ。 エノク:おっと、見てくれ。テザーハンドからの通信が来た、始まるぞ。 キャリー:わかった、いいわよ。
 [テッセレーション結果と手掛かり 待機中]
キャリー:何が起こってるの。 エノク:なんだ...見ろよ。 キャリー:あれは何?やっぱりね。
映像が切り替わり、徐々に鮮明となっていく。最初に分かるのはテッセラ、そのテッセラに触れる指先がある。
 休止中のタイル このタイルを解除するための情報を取得していない。
エノク:こいつはテッセラだな。動かしてるぞ。 キャリー:そうね、これはボードね。 エノク:ああ、凄いな。
そして、テッセレーション・ボード上で第1ラウンドで推察された配置の成否が順に確認されていった。
 アンブラ・デパーチャー:
エノク:アンブラだと? キャリー:誰かなのかしら。 エノク:聞いたことはないな。アンブラというのは靴のようなものなのかな。おっと、動きがあるぞ。
 レジスタンスのKramushkaがアンブラ・デパーチャーの第1発見者となり、レジスタンス陣営がディスカバリーポイントを1ポイント獲得した。
キャリー:なんてこと、テザーハンドを見て。 エノク:どれどれ。 キャリー:ああ、凄い、ボード上に動かしたわよ。 エノク:どれどれ... エノク:レジスタンスだな、レジスタンスがボード上で配置されようとしてる。
 レジスタンスで高い支持を得た配置推察F06は、不正解
キャリー:ああ、なんてこと。
 エンライテンドで最も多くの支持を獲得したMewtwosTrainerの配置推察B07は不正解
エノク:こいつは違ったか。 キャリー:うまくいかなかったわね。 エノク:そうだな。 キャリー:ボード上には空間がたくさんけれど、どうやって埋めるのか私にはわからないわ。 エノク:これはおそらくネメシスの出番になるな。
 ネメシスは配置をF07と推察し、これが正解する。 よってネメシスへプレースメントポイントが2ポイント与えられる。
アンブラ・アノマリー戦績結果 アンブラはこの世界から追放され、アンブラのテッセラが発見された。2つ目の障壁は打ち砕かれたが、研究員たちが帰還するには今なお2枚の障壁が残されている。
エノク:無論、ネメシスにはわかっていたんだろうな。 キャリー:2ポイントになるのね。
 ミリアド・アルティメイタム:
エノク:ミリアド・アルティメイタムか。もしも、もしもそうなら、ネメシスがここでもリードしたってことか。

エノク:僕らの方がより多くを埋めれば、レジスタンス或いはエンライテンドがより多くボードを埋めれば、それだけネメシスから削り取れるということだな。
 エンライテンドの HopeWeaver がミリアド・アルティメイタムのテッセラで第1発見者となり、エンライテンド陣営がディスカバリーポイントを1ポイント獲得した。
我等はネメシス。 我等は逃れ得ぬ者たち。 我が名はミリアド。
キャリー:うまくいけば、少なくとも私たちにポイントが入るわ。 エノク:さて、次へ進むぞ。
 エンライテンドにとっては唯一である HopeWeaver の推察した配置B08は、不正解
キャリー:なんてこと、他のテッセラなら当てはまるってことかしら。 エノク:まだまだあるさ、うまくいかなかっただけだよ。
 レジスタンスにとっては唯一である Idealsky の推察した配置B09は、正解 レジスタンス陣営へプレースメントポイントが1ポイント与えられる。
ミリアド・アルティメイタム ミリアドはこの世界でウィルス配信システムを用い個々のポータルを感染させようとした。エージェントは基準値を超えるユニークポータルハックを遂行することでミリアドの目論見を阻んだが、それは始まりに過ぎなかった。果たして他にどのような脅威がネメシスによってもたらされるのだろうか。
キャリー:待って、正解よ。 エノク:素晴らしい一手だな。
 誰がライトマンを殺したか?
エノク:さて、「誰がライトマンを殺したか」か。それこそ僕ら突き止めようとしてることだね。僕も知りたいよ。 キャリー:誰が私を殺したのかを? エノク:そうだね。 キャリー:こうして進めていけば、いずれ答えに辿り着けるかもしれないわ。 エノク:まぁ、奴等が完全無欠ではないというのは悦ばしいことだね。システムにほんの些細な穴を見つけ出せるだろう。ネメシスを穿つ手段があるってことさ、わかるだろう?
 レジスタンスにとっては唯一である NeoEGY の推察した配置B10は、不正解
キャリー:不正解... エノク:空を切ったに過ぎないよ、空振りだな。 キャリー:熱中してしまってるのかしら。 エノク:エンライテンドが正しいかはこれでわかるはずさ。 キャリー:そう思うわ...そうなるように思う。
 エンライテンドにとっては唯一である Davinici25 の推察した配置B04は、不正解
エノク:どれどれ... キャリー:これを見ていれば、次第にわかっていくように思えるわ。
 ネメシスは配置をD04と推察し、これが正解する。 よってネメシスへプレースメントポイントが2ポイント与えられる。
誰がライトマンを殺したか? スタイン・ライトマンのリモート・パーティシペーション研究は多次元世界を世界から世界への移動を実現させた。ネメシスはこの発見の連鎖が世界間に取り返しのつかぬ相互汚染を招いたと考えており、ミリアドは更なる破滅を未然に防ごうとライトマンのシミュラクラを破壊した。
エノク:ネメシスか、そうだろうな。 キャリー:なんてこと。 エノク:まるでヤンキーズだな。 キャリー:そうね、でもその偏りは分からないわ。
 アヴニール・シャード
キャリー:テザーハンドは何者で、どこから現れたのかしら。 エノク:それに、あれは僕らが見たことのあるものなのかな。そうだね、ブルーのテンドリルだ。 キャリー:アヴニール・シャードよ、誰が...ああなんてことなの。
 レジスタンスの Aospk がアンブラ・デパーチャーの第1発見者となり、レジスタンス陣営がディスカバリーポイントを1ポイント獲得した。
 レジスタンスで高い支持を得た配置推察D07は正解。 レジスタンス陣営へプレースメントポイントが1ポイント与えられる。
シャード上のハンク 1218世界のハンクは、アヴニールがシャードと化してポータルネットワーク上を移動し、ネメシスが誰もをエックスエムの影響から免れ得るようになるものをセンシティブではない人々から抽出しようとしていると伝えてきた。 ハンクはポータルを確保してアヴニール・シャードを転送し、排除するようエージェントへ要請した。うまくいった暁には捕えたアヴニールとやりとりをする手段はあるのだろうか。
エノク:見ろよ、レジスタンスだ。 キャリー:おっと、いいわね。 エノク:よし、いいぞ。ご存知のとおり、僕はエンライテンドを愛しているが、今は人類を応援してるのさ。
 誰がクレーゼを殺したか?
エノク:ビクトリアか。 キャリー:さて、回答が出るわよ。
 レジスタンスの Grube375 とエンライテンドの BastyG はともに誰がクレーゼを殺したか?の第1発見者となり、両陣営ともにディスカバリーポイントを1ポイントずつ獲得した。
エノク:誰がエノクを殺したんだろうな、いつか埋めることになるのかな。 エノク:レジスタンスがいるさ、見てみよう。
 レジスタンスで最も多くの支持を獲得した lgor4cro の配置推察F10は不正解
エノク:あれがテザーハンドか、青いアバターだとばかり思っていたが。見たことあるな。来るぞ。
 エンライテンドで最も多くの支持を獲得した sahiner の配置推察F01は不正解
キャリー:他のところなのね。
 ネメシスは配置をE05と推察し、これが正解する。 よってネメシスへプレースメントポイントが2ポイント与えられる。
誰がクレーゼを殺したか? ビクトリア・クレーゼはポータルネットワークの発見に多大なる功績を残した。その発見と以後の研究はネメシス・ノードのエクソジェナス侵入を招くこととなった。そうしたことを防ごうとアンブラはビクトリアのシミュラクラを破壊し、シャードにした。
エノク:そうなるな。 キャリー:わかった、わかったわよ。 エノク:こいつを見てくれ。
 アンブラ
エノク:アンブラだ。 キャリー:これがリーダーみたいな存在なの?
 アンブラ・アノマリーシリーズにエンライテンドが勝利したことで、エンライテンドPOCの Teenyhedgehog が第1発見者へ指名された。
エノク:あるいはシートが明らかになったけど、そういったものなのかな、僕にはわからない。
 これによりエンライテンド陣営がディスカバリーポイントを5ポイント獲得した。実物のテッセラではデジタル・テッセラよりも多くのディスカバリーポイントが獲得できる。
キャリー:5ディスカバリーポイントね。 エノク:おお、実物のテッセラが何枚か発見されたのか。よし、いいぞいいぞ。 キャリー:よくやったわ。
 第1発見者 Teenyhedgehog の推察した配置F07は、不正解
エノク:実世界で発見されただなんて、奇妙なものだな。僕らにとって何が得られたんだろうか。 キャリー:もっと多くの人を送り込まなければならないわね。
 フォーラム上で最初に応答したレジスタンス・エージェント Sjarlotte の推察した配置F09は、、正解 レジスタンス陣営へプレースメントポイントが1ポイント与えられる。
魔法とは未だ理解の及んでいない科学技術に過ぎない。アーサー・C・クラーク
エノク:素晴らしい。 キャリー:いける、いけるわ。 エノク:ああ、正解だよ、よくやったぞレジスタンス、よくやった。
 エンライテンド&レジスタンス:7ポイント(同点) ネメシス:36ポイント(リード)
エノク:ネメシスが36ポイントでリードしている。
 [テッセレーション結果と手掛かり 待機中]
 キャリー:まあ、あれがテッセレーション・ボードなのね。 エノク:ああ。 キャリー:話には聞いていたけど、実際に見ると本当に凄いわね。 エノク:それに、表面上の言葉より遥かに多くの意味がある配置のように僕には思えるね。 キャリー:ええ、たくさんの空間が残されてるわ。 エノク:そうだね。どうして全てがグループ化され、隣接させなきゃならないんだろうか。僕の言っていることの意味はわかるよね? キャリー:それにどうしてネメシスにこんな偏りを持たせてるのかしら。公平なゲームでもないのにどうしてプレイしなきゃならないのかわからないわ、どうすればうまくいくのかしら。実際のテッセラを発見することでより多くのポイントが得られたことは面白いわね。おそらくはそこに何かがあるんだわ。 エノク:僕はただただ知りたいよ。僕らを殺したことがどのようにつながりあっていくのかをね。何かがあるようだけど、はっきりとはわかっていない。まるで地図の読み方がわかっていないかのような気分さ。 キャリー:彼の手袋を見た? エノク:見たよ。 キャリー:まるで私がシャードにされたときを思い出すかのような暗い色ね。 エノク:ああ、そうだな。ネメシスはこいつにどの程度の影響を及ぼしているんだろうか。 キャリー:ええ、そうね。 エノク:レジスタンス陣営を応援するつもりもなかったんだが、レジスタンスに相対することもないな。わかってるだろうが、僕はエンライテンドだが、今は全人類を応援している。僕らは今、ネメシスに対抗しているんだからね。奴等は信用するには怪しい点が多すぎるよ、邪悪で陰湿に思えるんだよ、確かなことはわからないけどね。 キャリー:そうね、エージェントがテッセラを発見したんだから私たちから訊ねるか、私たちへ訊ねる機会を設けるべきね。 エノク:そのとおりだな、いいだろう。
キャリー:VISTRONから私に質問が届いているわ。「キャリーに質問があります。文明自壊コードを発見したときにはどう思われましたか?」 キャリー:そうね、正直に言って裏切られたように思えたわ。ナイアンティックに参画して彼等が人類文明を破滅させる自壊コードを使用しているとわかったの。でも、その後シェイパーがどうして人類文明を破壊しようとしたかを知ったわ。シェイパーは太古からの敵から私たちを守ろうとしてくれていたのよ。確かに無への回帰を避けるための破滅を知った直後は赤子を風呂へ投げ捨てるようなことのように思えるわね。でも、カサンドラプライム・アノマリーでエージェントの手助けを得ることで自滅シーケンスに対処することはできた。本当に凄かったわ、見事なチームワークだったわ。その結果、シェイパーは教訓を得たんでしょうね。今ではシェイパーは私たちを味方につけることでナジアに対して有利な機会が得られると知ったはずよ。
キャリー:さて、質問ね。 エノク:よし、ムスタファ・サイードからだな。「エノクへの質問は次のとおりです。1218世界の貴方はエックスエムに触発されてオーディオトラックを公表していましたが、貴方自身も公表していく予定はあるでしょうか。是非とも貴方の作品を拝聴したいものです!」 エノク:公表の予定はないな。どうしてかカルビンは楽器類を確保しておこうとは考えていなかったんだ。だから、今すぐにスポティファイやバンドキャンプを始めることはできない。ただ、シャポーがギターをどこかに置き忘れていったかもしれないね。それもなければ、鍋とフライパンを手に入れるしかないか。 キャリー:彼のギターならここにあるわよ。また気づいていなかったの? エノク:次回に向けて見つけて、手に入れておこう。約束するよ。そうだね、次回の機会には君たちに聴かせてあげよう。ありがとう、質問してくれたことに感謝するよ。
キャリー:さて、これはMiketrevisからね。「ビクトリアはエイダとではなくオムニボアとしか話をしていないと言っていましたが、エイダが自我を発露させたのはウェンディに接触したときが初めてだったのでしょうか。オムニボアはナイアンティック研究者のために何をしていたのでしょうか。」 エノク:良い質問だね。ここではSiriのようなものだね。言っている意味がわかるかい?あれは僕らのために大量のデータ処理を行ってくれているよ。ローカル上の... キャリー:マシンね。 エノク:正しくそのとおりだな。ローカル上にある全てのファイルのインターフェイスとして機能しているようだ。君たちが言うような感性の類はないよ、Siriのようなものなんだが、君たちは何かしらあると思いたいんだね。だが、あれは僕らみたいなもんじゃないかな。僕らは誰もが作業に取り組んでいるからね。それとエイダに関してだが、僕らがここに囚われたことには関わったが、エイダ自身が配信しないことには背後にいることを証明できはしないね。 キャリー:そうね、あれは大変だったわ。 エノク:あの哀れな女性は両陣営にとって悩みの種さ。誰もが彼女とその肉体に対して敬意を払ってくれることを願っているね。計略に巻き込まないでやってくれ。 キャリー:ええ、そのとおりだわ。 エノク:お願いするよ。
キャリー:さて、どれどれ。これはムスタファからかしら。 エノク:いや、それは今さっきの質問だね。今度はMarioだ。 キャリー:Mario Valenzuela IIね。「やあ、キャリーにエノク。調査コミュニティがテッセラで分断され互いに反目することを強いられている現状について何かお伝えいただけないでしょうか。」 キャリー:そうね、私はエンライテンドを応援してるけど、勝利できないのであればレジスタンスの勝利を望んでるわ。皆さんもわかってるでしょうけど、ネメシスは私たちが団結してひとつのチームとして挑まなきゃならない共通の敵よ。テザーハンドが私たちを苛ませているように思えても、私たちは団結しなきゃならないの。でも、少なくとも私たちに機会は与えてくれているし、まだまだテザーハンドのことは知っていかなきゃならないわ。
キャリー:さて、jaicatからね。「お二人と挨拶する機会を得られて嬉しく思います。ネメシスルーンとシェイパーグリフの違いを知りたいのです。」 キャリー:これはとても素晴らしい質問ね。お伝えできる機会を得られて嬉しいわ。ライトマン博士と私とで多くの時間を費やしてきたものでもあるのよ、ここに閉じ込められていて他に出来ることもないからでもあるんだけどね。さて、明確な違いは幾つかあるわ。まず、シェイパーグリフは表意文字ね。それ自体が意味を持ってるってことよ。発想や概念を表していて、具体的にそういった言語は存在していないわ。以前に私はこれに手掛かりを隠したこともあるわね。ネメシスルーンに関しては言語の英数字に対応しているように見えるわね。人類の用いる大半の言語は図形的で、音声言語に沿って音素を文字で表現したものよ。ただし、ネメシスルーンは明らかに言語なんだけど、発声を意図したものである痕跡は見つけれていない、ネメシスに関して何かしらを知る手掛かりになるかもしれないわね。ネメシスがどんな生命体なのか、果たして生命体なのかをね。このルーンはCZO図形に準じた記述言語のみってことよ。
キャリー:さて、これはImpossible... いえ、こっちね、えっと、Çağatay Karahanからの質問よ。「やあ、キャリー!生き返ってくれて嬉しいです。」 エノク:僕もさ。 キャリー:「それともネメシスの手から逃れてお帰りなさいって言うべきでしょうか。いずれにせよ、ちょっとした質問です。ネメシスは私たちと同じようにテッセレーションへアクセスできるのでしょうか?」 キャリー:確信はないけれど、今日のボード上の動きを見る限りはそのようね。ネメシスは私たちとプレイしていたか、プレイしていたかのように見えたわね。私自身はネメシスがこの配信を見ていただけで、プレイすることはできないと思えているけれど、私たちにはまだ知らなければならないことがあるように思えるし、まだわからないわね。 エノク:素晴らしい質問だ、実に良いね。
キャリー:さて、ImpossibleTruthからね。「お二人はネメシスルーンで実現できることに仮説や洞察をお持ちでしょうか。シェイパーグリフと同様の力があるのだとすれば、エックスエムやこの件を知る人々のみならずセンシティブでもない人々へ危害の及ぶ可能性があるのではないでしょうか。」 キャリー:私たちもこの件は話し合ったし、エージェントの皆さんも話し合ったのでしょうね。アバドンプライム・アノマリーで私は数分間意識に異常が生じてエネミーマインというイングレス・ミッションを解除するパスコードをお伝えしてしまったわ。今ではそのミッションがエージェントをネメシスに引き込むためのものだったことは分かっていて、当初私たちが考えていたより遥かに危険なものだったし、エージェントの皆さんもそうだったんじゃないかしら。失望させてしまうようだけど、私は意識を失ったの。だから、実際にその夜に何が起きたか覚えていないけれど、記録しておいてくれたエージェントのおかげで、その映像を観る機会はあったわ。おそらくネメシスはリモート・パーティシペーション技術を使って私の身体にアクセスしたのよ。私たちはアノマラス・バブルから抜け出すのに使える発明とばかり思っていたものでね。これについてはまたきちんと説明するわ、いくつかの変更があったの。でも、ネメシスルーンの目的のひとつには、リモート・パーティシペーションによる侵入を受けやすくすることがあると思うわ。だから、ネメシスルーンを発見した、あるいは見てしまったエージェントは十分に注意しておいてね。あと、憶測にはなるけれど、ネメシスはグリフと同じようにルーンを用いているんじゃないかしら。シェイパーの場合はエノクも私もエキゾチックマターを介して良い方向へ影響を与えてくれていると考えているけれど、それがネメシスだと信じれるとは思わないわ。 エノク:僕にはわからないな、証拠がないからね。 キャリー:はっきりとなってほしいわね。混乱を招きかねないことは承知してるわ。 キャリー:えっと、ああ、言い忘れていたわ。そうね、この件でもっと話せるけど、今のところはクルー博士とウェンディでネメシスのリモート・パーティシペーションから私たちを含め全ての人々の肉体を守る方法に取り組んでいるところよ。だからそうね、その安全装置が用意されるまでは確実に安全だとは思えないわ。それが安全装置があるってことよね。 エノク:そうだね、素晴らしい質問だ、感謝するよ。 キャリー:ええ、本当に素晴らしいわ。
エノク:面白いな、さて、Catalina Reyesから質問があるね。「エノク、エックスエムは貴方の作品にどのような影響を与えているのでしょうか。音楽が貴方に逃れこんでくるのでしょうか、音楽が頭の中で一気に現れるのでしょうか、それとも創造的な感覚が加速するように思えるのでしょうか。エックスエムによる影響なしで作曲するのとエックスエムによる影響とはどのように異なるのでしょうか。」 エノク:こいつは素晴らしい質問だね。エックスエムの影響があるときとないときのことは何度も考えたよ。インスピレーションの一端は私自身や周囲の人々からもたらされると思うね。実際にはその多くはシェイパーからもたらされたものだったんだが、もう気にしちゃいないな。僕はそれを幸運だと思うし、僕が感じていることもシェイパーが感じていることも表現できるなら、そいつは素晴らしいことじゃないかな。君たちもある種の共生関係のようなものか、チャネリングのようなものに思えるだろうね。 キャリー:その瞬間は本当に凄いわよ。 エノク:そうだね、僕が知らないだけかもしれないけど、エックスエムに書き加えられた情報なんてなくって、エックスエム自体が情報みたいだね。説明しづらいことだけど、あまり深入りしてしまうと幻覚体験や理屈のようになってしまうな。
キャリー:これはfalcobirdからの質問ね。貴方が答える? エノク:わかった。「アバドンプライム・シカゴのメディアドロップは誰が行ったのでしょうか。あれがネメシスルーンの解読において重要なものとなりました。」 エノク:さて、確かに言えるのは、あれはナイアンティック計画研究員ではなかったということだね。できるならやりたかったが、僕らにはできなかったんだ。あの時点で僕らの大半は自分たちのことに必死だったからね。正直に言って、僕らにとって本当の疑問はネメシスルーンを解読することが果たして長期的にみて有益なものなのか、有害なのかってことだよ。キャリーとライトマンがルーンとの関連性に気づいたことはネメシスが僕らにさせようとしていたことだったのかもしれない。ネメシスが僕らを支配することを容易にさせてしまったのかもしれないのさ。言っていることの意味がわかるよね。ただし、これは考慮すべきことに過ぎない。
エノク:さて、次の質問だね。今日はエージェントのみんなも乗ってるじゃないか。 キャリー:そうね、あら、Çağatay Karahanから新たな質問ね。「今なおフィールドテストのメディアを保持し続けています。今後新たにフィールドテストやネメシスと戦うイベントは発生するのでしょうか、そしてこのメディアを保持しておく必要はあるのでしょうか。」 キャリー:そうね、納得のいく質問だわ。概してフィールドテストで回収したアーティファクトもテッセラそのものも、奪われなければ良いはずよ。必要に応じてインベントリから削除しても大丈夫だと思うわ。スキャナーのインベントリには限りがあるんですものね。
キャリー:いいわね、あら、 BGracaからよ。「こんにちは、キャリー、エノク。ネメシスを特徴づける音楽はどういったものでしょうか。」 エノク:ああ、この質問は実に良いね。 キャリー:苦痛を伴う音楽よね。 エノク:それにはあまり配信時間が残されていないが、ここでは概要を挙げておこうか。また次の配信でじっくりと説明しよう。だが、今のところ僕は誰もを、僕らの誰もを特徴づける独自の旋律があるって信じてるが、それには高調波共鳴の概念に様々なことをしなきゃならない。エックスエム研究とは非常に深い関係性があるんだ。ここに閉じ込められてから、ナイアンティック計画研究員たちを特徴づける曲を見つけ出したことが、君への回答となるんじゃないかな。ネメシスやネメシス構成員を特徴づける曲のことはわからないが、そうした曲は旋律や♪の組み合わせだと思うよ。だから、理解できさえすれば信頼できる程度の力は僕らも得られるだろう。僕は彼等のことを知らないし、少なくとも理解できていない。僕は取り組みを続けていくよ、約束しよう。質問してくれてありがとう、僕は君たちために戻ってくるよ、約束さ。 キャリー:私には彼等を信用する理由はないわ、だからこそ慎重に行ってるの。
キャリー:さて、いいわ、Ruin Digね。これは私たち二人に宛てたものね。「エノク、キャリー、二人を殺害したのは誰だったのでしょうか、ミリアドですか、オーロラでしょうか、それともそれ以外のネメシス構成員だったのでしょうか。」 キャリー:えっと、私には見た者の名前がわからなかったけど... エノク:そいつはアンブラだったかな? キャリー:突き止めることに協力してくれるエージェントのみんなには感謝してるわ。そうね、私たちの考えてきたネメシス構成員の名前があるわね。 エノク:テッセレーションで明らかにしてくれるといいんだがね。 キャリー:ええ、正直に言って誰が私たちを殺害したかは分からないわ。 エノク:誰がクレーゼを殺したかで明らかにされたし、誰がライトマンを殺したかでも明らかにされた。おそらく次は僕らの名が挙がるはずさ。そう期待しているよ。 キャリー:ええ、それは良いわね。 エノク:誰がキャリーを殺し、誰がエノクを殺したかだね。そうすれば僕らにも分かることだろう。 キャリー:そうね、面白いわ。まるでそれぞれの区切りでネメシス構成員の名が挙げられているようね。 エノク:アンブラのことでもあったのかな。 キャリー:あれはゲーム内で起きたことと何か関連があったのかしら。ネメシスの構成員がしたことの結末か予測だったのかしら。 エノク:今では君の憶測には納得してるよ。
エノク:どれどれ。 キャリー:まあ、あれは何なのかしら。 エノク:ああ、どうやらシャポーからのメッセージのようだね。テザーハンドから新たなテッセラの手掛かりを得たみたいだ。モニターに映してみよう、いくよ。

エノク:ちょっと待ってくれよ、こういった技術は得意じゃなくてね。僕が扱うのは弦楽器だから。 キャリー:ええ、貴方はギターを見つけなきゃね。 エノク:ここのどこかにあることは分かってるさ。 キャリー:いいわ、これは何かしら。

エノク:いいかい。

キャリー:これが何なのか分からないわ。 エノク:これはどうだい。

キャリー:いいわ。

キャリー:凄いわね。何かしら、これはテザーハンドがどちらかに与してるってことかしらね。わからないわ、私は彼じゃないんだし。
キャリー:さて、エージェントの皆さん、貴方たちのいる世界に私たちはいないわ。ここで囚われてるのよ。そちらに情報があるのかしら。それこそがリモート・パーティシペーション技術をなんとかしようとしてる理由よ。 エノク:そうだね。 キャリー:これが...これがほぼ全てだと思うわ、私たちが皆さん、エージェントを必要としているを現してるのよ。 エノク:そうだね、それが全てだ。 キャリー:あなたはバブル内に留まっているべきね。 エノク:テッセラのひとつは僕にとってトラウマだよ。おそらくは実物のドロップなんだろうけど、僕にはわからないな。アノマリーでここからじゃ僕らには出来ないことだからね。 キャリー:そうね。ボードでプレイするときにそこに重みがあるようなものね。事態の結果や勝利は均衡へ向かっているわ。どうかエージェントの皆さんが課せられた責務の深刻さに気付き、より多く実物のテッセラを回収に赴いてくれることを願ってるわ。それが幾つあるのかはわからないけれど、それでこのテッセレーションでネメシスに勝利することができると思うの。 エノク:僕らはここに囚われているからこそ君たちの手助けが必要だ。内から物事を見通すことはできない。僕らはここからできることをするよ。 キャリー:そうね、私もそうするつもりで言ったの。約束よ。
エノク:おっと、そろそろ研究員との打ち合わせだな。 キャリー:彼等が参加してくれるかしら。 エノク:改めて、皆さんに感謝するよ。 キャリー:参加してくれてありがとう、素晴らしい質問だったわ。 エノク:エージェント諸君、とにかく粘り強く続けていってくれ。 キャリー:この件には新たな情報がわかったらお知らせするわ。何かしらの形でね。 エノク:本当にありがとう。 キャリー:ありがとうね。
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