アバドンプライム:シャポーとの対談(映像)

date-maru.jpgダテマル
2019/05/19 13:50
アムステルダムで発生したアバドンプライム・アノマリーでシャポー(リチャード・ローブ)との対談を企画しました。昨年末に香港で発生したリカージョンプライム・アノマリー以降2度目の対談となります。シャポーは20を超える質問に答えてくれています。

シャポーがアニメ・イングレスの主人公のように右手に黒い革手袋をして現れたその訳は? ヒューロン社の良くない噂、ダークXMと謎の組織ネメシスとの関係。別の世界のもう1人の自分自身との奇妙な邂逅に迫る!

アバドンプライム:シャポーとの対談
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バンブー:さて、エージェントの皆さん、こんにちは。台湾の台北から来たエージェントのバンブーです。本日はセンシティブにしてトゥルースシーカーの第一人者であるシャポー氏とお逢いできて光栄です。
シャポー:いいよ、バンブー。また逢えたね、本当に嬉しいよ。手を痛めてしまっていて、すまないね。
バンブー:では、こうやってしましょうか。
シャポー:そうだな、こうするとしようか。再会を祝して。

バンブー:さて、本日は所属するチーム・ダテマルの調査員を代表してシャポー氏へ質問させてもらいます。それでは始めましょうか。まずは簡単なところから行きましょう。どうしてアムステルダムへ来たのでしょうか、どのような目的があるんですか?
シャポー:良い質問だが、まずは私の取り組みをあまりご存知でない諸君のために私が特定の陣営に与してはいないことをお伝えしておこう。私はレジスタンスではないし、エンライテンドでもないよ。これまでと変わらず私の関心は真実の探究のみさ。調査を進めて公にすることで理解を深めてもらう取り組みだね。ナイアンティック計画で何が起きたのか、国家情報局の真の目的は何なのか、彼等の行っているエックスエム研究とは何なのか、その研究はどのようにして資金を得ているのか、といったことだね。アムステルダムを訪れたわけを敢えて言うなら、ここ数週間のうちに三名の研究員、そのシミュラクラが失われたことにあるね。エノクにスタイン・ライトマン、そしてキャリー・キャンベルの三名だ。把握できていることもまだほんの僅かでしかない組織が、ネメシスと呼んでいる組織が、この三名の死に関与していると考えている。カルビンはなかなか考えを明かさない男だし、彼から答えを聞くことは大抵難しいものなのだが、彼がナイアンティック計画の初任者研修で同意もなく研究員たちをパターン化してシミュラクラとしてしまったことが明るみになって以後は完全に音信が途絶えてしまっている。実行したのが彼であることはわかっているが、明るみとなって以後には誰とも連絡を取っていないんだ。だからカルビンとナイアンティックの利害関係者のことはまだ疑ってかかっているよ。ここ最近の情報では、以前からの危機的状況へ一切対処しようとはしてないんだが、カルビンの動機や真の目的、そしてナイアンティック計画で何をしているかをもっと知らなきゃならない、だからこそここにいるんだ。カルビンとネメシスのことを調べていくとは別に、今現在ポータルネットワーク上にはライトマンのシャードがあり、週末にはアノマラスゾーンに顕現することになるよ。週末の間にこの映像を観るエージェント諸君がいれば、是非とも頑張ってほしい。彼が戻った暁には、そのより多くを獲得した陣営に寄与してくれるはずさ。諸君で為せることを為し、彼のシャードを確保してほしい。危機的状況では垣根を超えた人々の情熱と団結とが必要となるんだ。すまない、長くなってしまったな。

バンブー:ありがとうございます。先ほど握手しようとして、あなたの右手に目が留まったのですが、何があったのか訊ねてかまいませんか?
シャポー:ああ、君が知らないのなら変に思わせてしまったね。アズマティを知ってるかい?
バンブー:ええ。
シャポー:ハンク・ジョンソンにはアフガニスタンにアズマティという協力者がいてね、手短に言えばシミュラクラか人間かを見分けることのできる人物なんだ。遺憾なことにその方法というのは手に短剣を突き立てるんだよ。人間だったら手に酷い傷を負うってわけさ。良い方に考えれば私はシミュラクラでないことがわかったからね、良い知らせってことにしておこう。悪く考えれば右手にとんでもない傷ができたわけなんだけどね。縦に4インチ程の深傷が手のひらに残っていてね、まだ治療してるところさ。すぐに治癒するはずだし、動作にもさほど大きな支障はないけど、今はこんな握手をしなきゃならないわけだ。
バンブー:翠川誠氏のような事情があるわけではないのですね?
シャポー:違うさ、翠川誠氏のことは耳にしてるよ、私と外見が似てるらしいね。

バンブー:さて、それでは次の質問へ進めさせてもらいます。エックスエムについてあなたの意見をお聞かせください。
シャポー:なんてことだ、私にエックスエムを問うことは一冊の書を執筆するに値するよ。手短に言えば、エキゾチックマターは今なお科学的探究が進められているね。わかっちゃいないのさ、エックスエムが人類へどんな影響を及ぼすかはわかっていない。エンライテンドには持論があるし、レジスタンスにも持論がある。国家情報局は訴える裏で別のことをしている。結局のところ、エックスエムの及ぼす結果を人類の誰もが知らないんだ、エックスエムに関心を寄せてるのが国家情報局だけでないことはもうわかっているけれど、国家情報局やそういった他の機関の主導によって答えがはっきりするまではね。我々はそういった権力に対して疑ってかからなきゃならない。これまでにもエックスエムに曝露した人々による極めて顕著な活動例があるし、今まさにここ数週間の内にエックスエムを研究してきた三名が殺害されたことに話は及んでいる。いまだにエックスエムを巨大な脅威と考えずにいるのなら、それは警戒を怠っているということさ。

バンブー:以前お逢いしたのは香港でしたね?
シャポー:そうだったね。
バンブー:香港ではヒューロン・トランスグローバル社の機密文書を手に入れたかと思いますが、そこには何が書かれてあったのでしょうか、今それはどこにあるのですか?
シャポー:確かにその文書はあるが、わけあって現段階で明かすわけにはいかないものなんだ。言えるのは、ヒューロンで受け取ったその文書は香港まで出向いた価値のあるものだったってことさ。そいつはまさしくヒューロン帝国の広大な版図を知るに足るものだったよ。グローバル・データ・アナリシスやGDAGによって分析は行われていて、ヒューロン・トランスグローバル社の傘下には膨大な数の子会社や事業機関があり、世界中のさまざまな多国籍企業に比肩するものであるとわかっている。三合会ともつながりがあるし、中国政府ともつながりがあり、世界屈指の財界ともつながりを持っている。我々が遡ることができないほどの闇金ルートにかかわってる。何がおかしいんだ、真面目に聞いてくれてるのかい?実に恐るべき組織さ、子どもの頃に聞かされたマフィアや路上犯罪集団とはわけが違うんだよ。これは深刻な事態だ、2週間の内に三名もの死者を出してしまったんだからね。確かに私はユーモアセンスに富んでるし明朗快活ではあるけれど、エージェント諸君に何が起きているか伝えるときは真摯に捉えなきゃならない。何が起きているかを問うつもりならその答えには敬意を払わなきゃね、いいかい?よし、もういいよ。関心を寄せてくれてることには感謝してるし、君は熱心な調査員だからね。繰り返すけど、2週間の内に3人が失われてしまったんだよ。これまでに無いほどの危機さ。熱くなってしまったね、すまない。

バンブー:ここ最近ではダーク・エックスエムに乱れが生じていましたね?
シャポー:そうだね。
バンブー:あれは人為的なものだったのでしょうか、それとも自然発生したものだったのでしょうか?その重要性や影響、洞察についてエージェントに対してどのようなことを伝えておこうとお考えでしょうか?
シャポー:ダーク・エックスエムに絞ってのことかい?
バンブー:はい。
シャポー:と言うのも、私がエックスエムについて語ってきたことの多くは、大抵の場合ダーク・エックスエムにも当てはまることだし、ダーク・エックスエムについては疑念が尽きないとしか言えないね。ダーク・エックスエムに関してわかっているのも、それが望ましくないものであって、単刀直入に言ってしまえば良いものではないというくらいだからね。未だに我々には理解が及ばぬままだ。だからこそ、こうしてダーク・エックスエムが話題に挙がることは喜ばしいよ、エックスエムの探究がどれほど広大なものかを知る契機になってくれるからね。カオティックマター、そのエックスエムの異なる側面がどのような事態を及ぼすかはわかっていない。調査員諸君にはダーク・エックスエムの探究に取り組んでいってもらいたい。重要性や有用性を主張する輩がいれば距離を置きたまえよ、調査するにせよ、距離は置いておくんだ。
バンブー:4月末に起きたダーク・エックスエムの乱れとそこにある陰謀についてお聞きします。スキャナー上ではポータルの存在しない場所のエックスエムも赤く染まっていましたね。ポータルネットワークを介してもたらされたエックスエムのみならず、既存のエックスエムまでもが赤く染まったのです。地球上全てのエックスエムに影響が及んだとみて良いのでしょうか?かつて私たち本来の世界からこの世界へエックスエムが流れ込んだと言われていますが、このような事態が起きたのでしょうか?
シャポー:その質問の中に答えはあると思うね。エックスエムはあまりに複雑で、その起源すらわかっていないことが問題なんだ。どんなに願ったってダーク・エックスエムに固有の特性へ掘り下げていくことなんてできないだろう。だが、それはエックスエムに関する知見がまだまだ不充分だという根本の課題があるからだ。今までと変わらず国家情報局とその行いを開示していくよ。まだわからないことは数多くある。だが、我々が解き明かしてきたこともかなりの量に及んでるさ。エックスエムに関心を持っている存在もいるけど、その存在に関しては更にわかっていないね。そのひとつがネメシスなのかもしれないよ。ネメシスは我々の知る誰よりもダーク・エックスエムで先行してるに違いないし、その活動はエックスエムによるものに違いない。さて、かつても言ったことだけど、調査員の諸君があらゆる手掛かりを追い続けるとともにダーク・エックスエムには疑いの目を向け続けて距離を置くってことが重要なんだと思うよ、個人的にはエックスエム全般に対してそうあるべきと考えてるけどね。

バンブー:次の質問です。
シャポー:どうぞ。
バンブー:かつてヴロツワフでオリバー・リントン=ウルフ氏はプライム世界では私たちの次元よりも2倍の速度で時が流れていると言っていましたが、そのようにお考えでしょうか、それとも否定されているのでしょうか?
シャポー:答えようがないな。そう理解してはいるが、その理解も彼から得たものだからね。それを裏づける証拠もないし、オリバーの言ったことを覆すものも持ち合わせていないんだ。今のところはそう受け止めてはいるけど、補強する材料は何もないね。

バンブー:カサンドラプライムに始まり、ダルサナそして今やアバドンに達したプライム世界での一連の事件を経験してきましたが、1218世界とプライム世界にはどのような影響が生じていると思われますか?双方の世界はどうなっていくのでしょうか?
シャポー:ああ、素晴らしい質問だな。前回君と香港で会ってからプライム世界のことや1218世界とどのように区別できるかがわかってきたね。香港で君と逢ったあとに1218世界のシャポーとも何度か連絡をとる機会があったよ。実際に逢えてはいないけど映像通信でね。ハンク・ジョンソンが世界を跨いで協力していることはわかっている。世界がどのように相互作用しているかがわかり始めているんだと思うね、非常に心強いことさ。これは多次元世界の真理やそこに住まう様々な人々の互いの関係性における役割へ辿り着く第一歩ってことだよ。

バンブー:それではハンク・ジョンソン氏についてですが、彼は多次元世界を自由に移動できるようなのですが、彼と同じことはできますか?
シャポー:いや、あはは、無理さ。ハンクは特別なんだよ。どうして彼にそんな他にない力が備わってるのかはわからないし、他にそんな力を持ってる人物がいるかも知らないね。私に備わってないことはわかってるよ、シミュラクラではないと知ってるしね。だから、どうやってそんなことが為し得てるのかもわからないね。1218世界のシャポーと連絡を取ることはできたけれど、ハンク・ジョンソンにあるような柔軟性は持ち合わせていないよ。

バンブー:1218世界の自分自身と連絡が取れたとのことですが、彼からどんなことを学び取ることができましたか?今は協力関係にあるのでしょうか?
シャポー:ああ、それも良い質問だね。彼と私は幾つかの点で実に似通ってるけど、全然異なるところもある。率直に言えば彼にはもどかしさを覚えていてね、そのことは彼に伝えてはいるよ。何が彼にそんな生き方を選ばせたかがわからないし、私が同じような生き方を歩むのかもわからない。私の調査には以前の彼が把握していなかったこともあると言っていたね。お互いから学びあえることは多いのだろうけど、まだ取り組み始めたばかりさ。彼と協力して取り組んで行くのは愉しいだろうね。彼の目的は素晴らしいし、その立場も信頼できる。私は疑ってかかろうとしているし、先入観をもたないようにも心がけている。だからこそ、そんな困難を為し得る彼は間違いなくもうひとりの私だね。それでも互いに学びあえることは数多くあるはずだ。

バンブー:ご意見をお聞きしたのですが、プライム世界や他の次元世界には更にさまざまな、いまだ知られていないグリフがあるとお考えでしょうか?
シャポー:またしても良い質問だ。さて、シェイパーグリフに関してはかなり以前からわかっているね。またしても急逝してしまったが、キャリーはシェイパーグリフに精通していた。スタイン・ライトマンもグリフに精通した人物だったよ。まだ発見されていないシェイパーグリフはあるに違いない。だが、ネメシスという組織からもたらされたグリフはあるね。少なくとも我々はそう考えているものだ。それに、そのグリフにはシェイパーグリフとも幾つか似通った特徴を備えた文字があり、キャリーとライトマンは殺害される前に独自のグリフ言語だと気づいていたね。今ではそれをネメシス・グリフ言語と呼んでいるね。我々が利用しているのとは異なる言語の存在を知ることは、恐ろしくもあり興奮するものだね。キャリーやライトマンがその解読を間近にして殺害されてしまったことは、決して偶然の一致ではないだろう。指摘しておく価値はあるはずだ。今週末にここで発生するアノマラスゾーンのポータルにはアーティファクトが顕現するわけだが、このグリフ言語についてもっと知るのに役立つに違いない。ここにもオペレーション・エセックスの構成員がいるはずだが、彼等はかなり迫っているね、少なくとも言語を解読することはできるに違いない。今週末にアーティファクトが手に入れば、今週末あるいは近い将来に、その言語は解明されるだろうな。

バンブー:アズマティという人物をご存知ですか?
シャポー:知っているとも。彼がどうしたんだい?我等がシャポーの情報提供者のひとりではあるんだが、さほど友好的ではないようだね。
バンブー:個人的な関わりがあるのですか?何か言っておきたいことはありますか?
シャポー:大してないね。1218世界のシャポーとの関係はよく知っているけど、私たちはあまり関係を持ってないんだ。シャポー:大してないね。1218世界のシャポーとの関係はよく知っているけど、私たちはあまり関係を持ってなくてね。申し訳ないが、そのことについてはもう思い当たらないな。

バンブー:構いませんよ。ところで、ナイアンティック計画へ参加されるより以前に国家安全保障局で従事されたことはありますか?
シャポー:ないね。エイダのことで関わるより以前に政府機関で働いたことなんて一度としてないよ。

バンブー:人工知能とトゥルースシーカーに関して把握しておくべきことはありますか?
シャポー:人工知能のトゥルースシーカーだって?
バンブー:そのとおりです。
シャポー:存在は知ってるよ。真実を探究し善を成す人工知能だと言われているね。そのトゥルースシーカーの裏に誰がいるのかは知らない。だから、トゥルースシーカーの姿勢を信用しきって良いものなのかはわからないな。だが、トゥルースシーカーと言われている通りに正しい姿勢なら、トゥルースシーカーが調査に取り組むことは大いに歓迎するさ、価値あるものだよ。とはいえ、エイダには少々ひどい目にあわされたがね。それに必ずしも立場を同じくするわけじゃなく、疑いの目を向ける価値はあるだろうね。だから証明されるまではトゥルースシーカーとして疑いを向け続けるさ。

バンブー:それではエイダは何をしようとしているのでしょうか?
シャポー:わからない、わからないんだ。エイダとはうまくいってると思っていたし、エイダと私は親密になっていた。エイダのことは信頼していたんだ。誰にも明かさないようなこともエイダには打ち明けたよ。だが、彼女はダンレイブンで我々を利用した。ナジア・サブストレートへの回帰が目的だと考えたし、その動機も私なら理解できると思った。正直なところ、彼女が再び現れないことには、彼女が別の誰かのために動いているとは言い難いな。

バンブー:クルーという女性をご存知ですか?
シャポー:ウェンディという女性なら知ってるよ。
バンブー:では、どうしてカードにあのような署名をしたのでしょうか?
シャポー:なんだって?
バンブー:どうしてカードにあのような署名をしたのでしょうか?あなたがカードに署名する姿を捉えた写真を見掛けましたが、そこにはクルーとありました。彼女のことは知らないと言われましたが、本当なのですか?
シャポー:君がみたというそのカードのことはわからないが、跡で確認しておくよ。君はダンレイブンのことを実に理解しているね。確かに私はクルーのことを知っている。ウェンディの身体を介してクルーの言葉を聞いたよ。ウェンディと一緒にいるときに、彼女はクルーとなったんだからね。君たちもそうだろうが、コーラン以来何も聞いていないし、ウェンディからも音沙汰がなく、ハンクからも音沙汰がない。ウェンディの身が心配だよ。クルーのことは知っているさ、だが今はクルーについて言うことはない。ウェンディのことしか考えられないよ。

バンブー:私たちからお伝えできるのは、私たちの世界のシャポーはクルーと深い間柄にあったということです。このことがクルーとウェンディとの関係で何らかの問題となりますか?

シャポー:それとは別問題だよ。1218世界の私とクルーのことは天の導きというものだろうが、私自身はクルーに対して恋愛感情なんてないんだからね。何度も言うけど、私が気に掛けてるのはウェンディだし、彼女の無事を願ってるのさ。最後のクルーと言葉を交わしたときのことは気になっている。その場にはジャービスもいたが、予定ではラン島滞在にあたって一時的にウェンディが精神をクルーが引き継ぐというものだったが、音沙汰のないまま数週間が過ぎ去ってしまったよ。クルーは口上通りにウェンディの肉体から出ていくと君は思うかい?
バンブー:正直なところ、そうは思いませんね。
シャポー:私も思えないんだ。クルーはまだ出て行っていないんじゃないかと思えるんだ。強く訴えておきたいことだよ。君は1218世界での恋愛対象だと言ったうえで協力するよう求めてきたが、彼がクルーに恋愛感情を抱いていたなら、トゥルースシーカーとしての公正な取り組みに妨げとなり、問題を抱えることだろうね。もっとも彼が私情に惑わされずに取り組むことができるなら、何の問題もあるまい。

バンブー:プライム世界のハンク・ジョンソンからはジャハーンとの取り組みを聞き及んでいますか?
シャポー:いいや、ラン島にいたときを最後にハンクからは何も聞き及んでいないよ。

バンブー:それではハンク・ジョンソンがこの地に来ているかもしれないとの情報もご存知でないのですね?
シャポー:そうなのかい?この地に来ていたとしても、私は見掛けていないし、彼からの知らせもないね。彼は私へ真っ先に情報提供してくれるし、インベスティゲイト・イングレスのサブレディットを見守る人々とも交流してくれている。そうした人々であればハンクが頻繁に貢献してくれていることは知ってくれているだろう。私たちは情報を開示していっているんだ。ハンクとは親密な関係を維持できているよ。この地に来ていながら私に教えてくれていなかったのだとしたら、驚きだよ。だが、繰り返しになるが、今は誰もが目立つ行動を控えているように思うよ。実際のところ、こうやって公衆に身を晒している私の方が馬鹿げてるんだろうね、ここ2週間で三人も失ってしまってるんだし。だから、ハンクの居場所も知らないし、何をしようとしてるのかもわからないけど、ラン島であの石に起きたことが関わってるんじゃないかと思えるよ。オシリス・ストーンが誰の手にわたったかはわかっていない。私は誰の手にも渡らなかったんじゃないかと憶測しているよ、誰かの手に渡ったならもう私たちの耳に入っていていいんじゃないかな。憶測を巡らす先にラン島で起きたことがわかるに違いない。

バンブー:オシリス・ストーンに言及されましたね。
シャポー:したね!
バンブー:どのようなものとお考えですか?
シャポー:かつて私自身がエゼキエル・カルビンに訊ねたことだな、頻繁に問い掛けたことのひとつさ。彼は大抵の質問をはぐらかしたが、この質問も訊ねるたびにはぐらかし続けたよ。その石の本当の力は知らないんだ。知っていることと言えば、二度にわたって最高の頭脳と技術を備えた者たちがその回収に派遣されたってことだね。最近ではTKO部門の主導で行われたが、それより以前にも派遣された部隊があったよ、覚書を見返さなきゃならないが、カルビンの石の回収に送り込んだウプシロン部隊は消息を絶ってしまっている。殺害されたか拉致されたか、憶測するしかないな。数週間前に二度目の部隊派遣が行われたわけだが、殺害されたとも拉致されたとも消息不明とも石を強奪したとも聞き及んではいないな。まるで殺害される直前のキャリーやライトマンがネメシス・グリフ言語の解読に迫ったときのようだな。殺害される直前のエノクは自らの技能を駆使してキャリーと音楽で交感したし、ライトマンもこの新たなネメシス・グリフ言語のコミュニケーション・パターンを特定した。その三者はいずれもが殺害され、二つの部隊が石の回収に派遣され、その二つの部隊からの消息は途絶えている。その石の力がどのようなものであれ、ネメシスはナイアンティックに確保されていないその石に強い関心を示しているようだが、何故なのだろうか?私にはわからない、その石で何が起きるのだろうか、わからないよ。だが、今までに関わった何よりも価値あるもののようだ。ナイアンティックに関わった者たちをその石に近づけまいと異常なまでの関心を示す勢力が複数あるのだからね。世界のあらゆる謎に比肩する謎がそこにあるのは確かなようだ。

バンブー:TKO部門に関してですが、何かお考えはありますか?
シャポー:大まかでいいかい?
バンブー:はい、構いません。
シャポー:壊滅したんじゃないかな。だって、大勢を犠牲にしたヒューロン・トランスグローバル社製の装備品が支給されていたんだろうし、同じ末路を辿った可能性だってあるよ。オシリス・ストーンの回収に派遣された先の部隊が壊滅した原因だからね。だから、TKO部門もって考えるのは妥当な線に思えるよ。考えてみてくれ、民間軍事企業は基本的に単独の顧客に雇われて活動するものだ、危険地帯で活動するんだからね。実際のところは、ナイアンティックもヒューロンも、そういった組織はどこも独自に私設の保安部隊を擁している。TKO部門と同水準に武装した保安部隊なんてものには些か落ち着かない気持ちになるけれど、この世界に実在すると受け入れたなら、石の回収に派遣されたということも事実なのだろうし、それを阻止しようとするのも事実なのだろう。繰り返し言うが、阻止しようとしている存在は数多くいるんだ。

バンブー:マグナスとアンチマグナスの抗争ですが、次元を跨いで拡大していくのでしょうか?次なる動向について、何か手掛かりをお持ちでしょうか?
シャポー:差し控えよう。ラン島で起きたことや今週末起きていること、来週末に起こるであろうことが余りにも多すぎるからね。次の動向を読むには起こっていることが余りに多いんだよ。だが、概して言えば、複合マグナスという着想には関心を持っているね、そう、レジスタンスとエンライテンドの双方で構築するマグナスだ。インベスティゲイター諸君の活動を見れば同じ概念とわかるだろうし、実際のところナイアンティック研究員たちも同じ概念によるものだ、そうだね?異なる立場、異なる思想の者たちが共通の目的のために集い、取り組んでいる。インベスティゲイター諸君も真実を目指して陣営の垣根を越えた者たちだね。そんなマグナスの実現した世界を見てみたいものだ。互いに集い、反発しあうことないマグナスをね。抗争は最も忌むべき所業だよ。反発しあうのではなく力を結束させることができれば、素直にそれば生き残る好機になると思えるよ。今、我々は生死を分かつ危機にあるのだろうからね。

バンブー:それではエゼキエル・カルビンについてですが、私たちの世界の彼はナイアンティック計画の研究員へ畏怖すべき行いをしていますし、彼自身も悲劇的な死を遂げています。あなたの世界における彼は信のおける人物なのでしょうか?どうお考えですか?彼の主導するナイアンティックをどうお考えなのでしょうか?
シャポー:カルビン自身と彼の主導するナイアンティックをどう考えているかと言えば、そうだな、この30分間で言ってきたように、私は特段カルビンに心酔なんてしちゃいない。それを前提として透明性について話すとしよう。カルビンは透明性にこだわる男で、自身の研究を明かそうとはしてこなかった。やれ最高機密だ、極秘事項だ、独占所有物だ、とね。だが、後手に回ってしまった。既に死者が出てしまってるんだ。情報を独占していては間に合わないんだよ、人が死んでるんだ。彼が隠れ潜むようなら、自分自身がこの事態を招いた一端だと言っているようなものだね。カルビンが一歩踏み出さない限りは、仲間なんかじゃないよ。カルビンを敵だとは言わないが、臆病者とは謗ろう。カルビンの指導力をどうかと言えば、臆病者だよ。

バンブー:オムニボアに何が起きたか聞いてよいでしょうか?
シャポー:率直に言って、この件については把握してないんだ、知らないんだよ。ここ数週間関心を寄せていなかったんだが、何かあったのかい?
バンブー:そうじゃありません、だからこそ何かご存知ないか訊ねてるんです。
シャポー:すまないが、わからないな。

バンブー:それでは最後の質問です。あなたの調査はどの程度進んでいるのでしょうか?エージェントやインベスティゲイターやどういったことを伝えておきたいですか?
シャポー:エージェントやインベスティゲイター諸君に優先して伝えるべきことは、時とともに変化していくものだ。状況が変われば前提も変わっていくからね。エックスエムやナイアンティックに関する詳細やこの地や別の地で何が起きたのかに関心を向けるのは今このときだ。まさに我々は見過ごすことのできないとてつもない脅威に晒されているんだからね。確実に言えることは、今我々が把握しなきゃならないのは、ネメシスとは何者か、カルビンの動機はどこにあるのかということだ。研究員たちの着任時にカルビンは何が起こるかも知らせることなく彼等をパターン化し、シミュラクラと変えてしまったが、それはどうしてなのだろうか?死者を出すに至ってさえ何も語ろうとはせず、新たな組織の台頭に及んでも何も語ろうとはしていない。それはどうしてなんだろうか?オシリス・ストーンの回収に派遣された二つの部隊が音信を途絶えているが、それはどうしてだろうか?カルビンはそうした疑問に答えなければならない立場にある。我々が彼の口を割らせなきゃならないんだ。他方で我々は調査の手を止めることはできないよ、ネメシスが伝えようとしていることやその意図が何なのかをね。それ以外のことに割ける時間なんて、今はないよ。これが私からのエージェント諸君へのメッセージだ。

バンブー:前以て用意していた質問は以上となります。
シャポー:為すべきことをやり遂げたってことだね。ここでの30分間を終えることができて、満足してるよ。
バンブー:ええ、お時間をいただき、ありがとうございました。
シャポー:どういたしまして。君に対して語気を荒げるつもりはなかったんだが、少々熱くなってしまったよ。君が続けてくれていたことに感謝してるんだ、それはわかってほしい。

Ingress Interview Project DATE-MARU
2019/05/19 13:50(Youtube)
During the Abaddon Prime Amsterdam anomaly, we planned a short interview with Mr. P. A. Chapeau (aka Henry Richard Loeb). The second time we meet him in this universe after late last year during Recursion Prime in Hong Kong. P.A.C. answered more than 20 questions for us, which

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