興味深い報道

Android_Dream_Abi-1.jpegエドガー・アラン・ライト(Edgar Allan Wright)
2015/04/19 22:24:47
ハンク・ジョンソンの旅路に関連した興味深い報道だ。

Edgar Allan Wright
2015/04/19 22:24:47
This is a curious piece of news, given Hank's current journey. http://www.kpbs.org/news/2015/apr/17/scientists-find-rich-microbial-diversity-isolated-/

科学者は南米の孤立村落に微生物をみる
デビッド・ワグナー著

アマゾンのとある孤立部族が人類で最も保有細菌の種類に富むことが最新の研究報告によって明らかとなった。

南米のヤノマミ族からは、合衆国市民と比較して実に倍近い種類の微生物が確認されたというのだ。研究陣によれば、現代の一般西洋人の腸内には存在しないこれらの細菌がヤノマミ族の健康維持に貢献している可能性があるのだという。

「これらの結果が示唆するところは、西洋化が人類の内環境多様性に影響を及ぼすということである。」
サイエンス・アドバンス上で本日公表された論文では、研究陣はそのように結論づけている。

今回の研究成果は、微生物叢(平易な表現で言えば、体内で発見されるあらゆる微生物群)や免疫機構や代謝、ひいては健康全般への影響への科学的関心の高まりによるものだ。

コロラド大学ボールダー校で研究の大部分に携わってきた今回の研究の共同論文執筆者であるカリフォルニア大学サンディエゴ校のロブ・ナイト氏は次のように語っている。
「現代のライフスタイルの中で、我々は祖先より受け継いできた共生微生物群を失っていっている可能性がある。慢性疾患の多くを理解するうえで、このような微生物群の再供給が鍵を握ってくる可能性がある。」

ヤノマミ族は、数千年にわたって変わらぬ狩猟採集生活を送っており、中には外世界と接触した記録すらない村落群もあるのだ。

2009年、とある医師団がベネズエラ南部のヤノマミ族村落を初めて訪れた際、ワクチンや抗生物質の接種を前に村人の腔内や皮膚、排泄物の拭き取り検査を行っていた。研究者たちは人類の祖先が保有していた可能性のある微生物サンプルを収集しようとしたのだ。

ヤノマミ族の微生物叢解析は驚愕をもたらすものとなった。宿主に耐性を付与する、まさに合成抗生物質の遺伝子までも含まれていたのだ。研究者たちは不可解なことであると言う、なぜなら村人たちが人工的な薬物に触れる機会はかつてなかったのだからだ。

上席著者を務めるマウントサイナイ医科大学ホセ・クレメンテ氏は、ヤノマミ族は体内「微生物群の過去」を解き明かす機会を与えてくれた、と述べている。

彼らの共同研究によって、ヤノマミ族は欧米の加工食品や現代医学に触れてこなかったことが明らかとなっている。

クレメンテ氏はヤノマミ族の広範な微生物叢が示唆するところは、「欧米化を最小限に留めたとしても、体内細菌の多様性に大幅な損失を被る」ということだと言う。

ヤノマミ族は土壌との密接な関わりによって、抗生物質に寄ることなく天然の耐性を備える微生物群を獲得することができた。

そして、先進国における体内微生物多様性の低下要因に研究者たちが挙げている幾多の問題に触れずにきたのだ。

一般的な要因は、偏った食生活や過度な衛生習慣、抗生物質の過剰処方、帝王切開の発達(胎児は通常分娩時に多くの微生物に触れる機会を得るのだ)が挙げられている。

共同研究者のひとりであるニューヨーク大学医学校のマリア・ドミンゲス=ベロは「今回の業績は健康に関連深い。なぜなら免疫や代謝の疾患には微生物叢の劣化が関係している可能性があるからです。」と述べている。

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